
2022年12月17日 記事公開
12月に入ると街中がイルミネーションやクリスマスツリーで華やかに彩られ、クリスマスシーズンがやってきます。年越し前の冬の一大イベントということもあって、この季節になると子どもも大人も胸が高鳴り、なんだかわくわくしますよね。
そんなクリスマスですが、何をお祝いするイベントなのか、知らない人も多いのではないでしょうか。ここではクリスマスの由来や世界でのクリスマスの過ごし方など知っているとより楽しめる内容をご紹介いたします。クリスマスイブやクリスマス当日にむけて知識を深めれば、今年はいつもと一味違うクリスマスになるはず。
また、プレゼントは何にしようとお悩みの方に向けて、おすすめのギフトも多数ご紹介いたします。家族や恋人、友人、そして自分へのご褒美として、大切な方に素敵なクリスマスプレゼントを贈ってみませんか。
■クリスマスとは?
【クリスマスは何の日?】

クリスマス当日にあたる、12月25日は、イエス・キリストの誕生日だと思っている人が多いのではないでしょうか。実はこれは間違いで、聖書の中にはキリストが誕生したのがいつなのか明確に記されてはいません。
クリスマスは、正確には「イエス・キリストの誕生日」ではなく「イエス・キリストが生誕したことを祝う日」なのです。
【クリスマスの表記】

クリスマスは英語で「Christmas」と表記します。「Chirist」には「キリスト」、「mas」には「ミサ(礼拝、祭礼)」という意味が込められています。つまり「キリストのミサ」を表しています。
一方で、「Xmas」という表記もありますが、こちらはギリシャ語でキリストを「Χριστός(Christos)」と表記するため、その頭文字の「X」を取り、略語として使用されています。
同じ意味のため、デザインを優先する広告などでは「Xmas」の表記も使用されていますが、近年ではキリストを「X」の一文字で表すのは神への冒瀆だという意見もあり、あまり良く思わない人もいるので、特にこだわりがない場合は「Christmas」を使用するのが望ましいでしょう。
【クリスマスが12月25日なわけ】

クリスマスが12月25日である理由は、2世紀~4世紀頃、古代ローマで行われていたミトラ教の「光の祭り」が関係しています。
太陽神を信仰するミトラ教では、一年の中で昼の時間が最も短くなる冬至の日を境に、太陽の光が一度死に、新たに生まれ変わると考えられていました。この太陽の復活を祝う祭礼が12月25日に行われていたのです。
また、当時のローマ帝国はキリスト教を国教として定めておりましたが、なかなか民衆に定着していませんでした。そこで、ミトラ教や他の宗教との対立を防ぐために、「イエスキリストは光」、「太陽の復活はイエスキリストの復活である」というように、ミトラ教の祭礼と結び付け、12月25日をキリストの誕生を祝う日に制定したそうです。
■クリスマスイブ

クリスマスイブはいったいいつなの?と気になったことはありませんか? 「クリスマスの前日」と勘違いしてしまいがちですが、実は違います。
クリスマスイブ(Christmas Eve)の「イブ(Eve)」は「イブニング(Eveninng)」を意味しており、日本語では「晩」と訳されます。つまり、「クリスマスイブ」は「クリスマスの夜」ということになります。
しかし実際に、クリスマスイブは12月24日の夜であり、クリスマス当日12月25日の夜ではありません。その理由はキリスト教の母体となった地域で使用されていたユダヤ歴にあります。0時から24時までを1日としている私たちの考え方とは異なり、ユダヤの暦では、日没が一日の区切りとされていたようです。そのため、12月24日の夜がクリスマスの始まりであり、12月25日の夜がクリスマスの終わりとなるので、この日をクリスマスイブと呼ぶそうです。
■クリスマスのシンボル
クリスマスといえばみなさんは何が思い浮かびますか?サンタクロースやクリスマスツリーなど、クリスマスならではのものは様々。さて、それぞれのシンボルにはどのような意味が込められているのでしょうか。知っているようで意外と知らないクリスマスにまつわるエトセトラをご紹介いたします。
【サンタクロース】

サンタクロースからのクリスマスプレゼントを待ち望み、ウキウキした朝を迎える子もたくさんいるのではないでしょうか。このサンタクロースの正体は4世紀に実在したキリスト教の聖人「聖(セント)ニコウラス」と言われています。
ある日ニコウラスは三人の娘をもつ家族の家を訪れました。その家族は貧困に苦しんでおり、娘を売ろうと考えていました。それを救うため、ニコウラスは金貨を煙突から投げ入れ、一家を助けたのです。
その投げ入れた金貨が偶然にも暖炉のそばにあった靴下の中に入ったことから、サンタクロースが煙突から家に入って靴下の中にプレゼントを入れるという伝統が始まりました。このように、彼は生前に子どもや貧しい人のために寄り添うなど、たくさんの善い行いをしたため、それが讃えられ、サンタクロースのモデルになったそうです。
【クリスマスツリー】

クリスマスツリーには主にももみの木が使用されています。 その理由は諸説ありますが、「オーディンの樫の木」というキリスト教の神話がルーツとなっています。
当時、ゲルマン民族の間では、常緑樹である樫の木が、冬の間も葉を落とさないことから「永遠の象徴」として信仰されていました。しかし、その時代のローマ帝国はキリスト教を国教として定めていたため、他の宗教を認めていませんでした。そこでキリスト教布教のためにゲルマニアを訪れた宣教師が、祭祀で使用されていた樫の木を切り倒したところ、そのすぐそばからもみの木が芽生えたことから、もみの木は「奇跡の木」といわれるようになったのです。それ以来、もみの木はキリスト教の象徴としてクリスマスツリーに使用されるようになりました。
また、ツリーの一番上に飾る星はトップスターと呼ばれており、イエスキリストの降誕を知らせる希望の星「ベツレヘム」にちなんでいます。その他にも、ベルは「キリストの誕生を知らせる喜び」、オーナメントボールはアダムとイブが食べた「禁断の果実」を表していたり、それぞれのオーナメントにも意味が込められているのです。
【クリスマスケーキ】

クリスマスケーキは元々、イエス・キリストの降誕を祝うバースデーケーキを意味しています。また、クリスマスといえばいちごのショートケーキを食べるメージがありますが、こちらは日本独自の文化で、フランスではブッシュドノエル、イギリスではクリスマスプディングなど、その国によって食べるケーキは異なります。ではなぜ日本ではクリスマスにいちごのショートケーキを食べるようになったのでしょうか。
発祥は、洋菓子メーカーの不二家であるといわれています。創業者である藤井林右衛門はアメリカに渡り、ケーキ作りの修行をしました。その際に現地で食べたケーキを日本人好みのやわらかいスポンジにアレンジし、販売したことがきっかけとなり、日本でいちごのショートケーキが広まりました。
さらに、クリスマスケーキは、紅白カラーが使用されているので、おめでたいイメージがあり、日本で人気の定番ケーキとなったようです。
【アドベントカレンダー】

クリスマス当日までをカウントダウンする期間限定の特別なカレンダー、「アドベントカレンダー」をご存知でしょうか?
「アドベント(Advent)」は「到来」を意味するラテン語の「アドベントゥス(Adventus)」が語源となっており、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間を指しています。
そのアドベントの期間を楽しむアイテムの1つとして有名なのがアドベントカレンダーです。カレンダーには12月1日から12月24日までの数字が書かれており、その数字の窓をひとつひとつ開けるとお菓子が入っていたり、数字がランダムに並んでいて宝探し気分を味わえるものなど様々で、ワクワクする要素がたくさん詰まっています。
当日に向けて少しずつクリスマス気分を高めることができるので、もう一つのクリスマスプレゼントとして贈る人もいるようです。
■世界のクリスマス

世界中の多くの人が楽しみにしているクリスマスですが、国の文化や気候によって過ごし方は異なります。そこで、日本とは少し違った各国のクリスマスの特徴をご紹介いたします。
【日本】
日本で初めてクリスマスが祝われた、クリスマス発祥の地は山口県だそうです。1551年に山口県を訪れたフランシスコ・ザビエルがキリスト教の布教活動としてミサを行ったことがきっかけとなっています。
無宗教の割合が多い日本人にとってクリスマスは、宗教的な意味合いはあまりなく、ケーキを食べたりプレゼントを交換したりして楽しく過ごすイベントとして親しまれています。 お正月を家族と過ごし、クリスマスは恋人と過ごすという風習も日本独自の文化のようです。
【アメリカ】
アメリカでは11月の感謝祭が終わるとホリデーシーズンに入り、街中がクリスマスムードになります。そしてクリスマスは、恋人ではなく、日本でいうお正月のように、家族や親せきと過ごすのが一般的です。
アメリカは多民族・他宗教の国ということもあり、公の場では「Merry Christmas!」という言葉よりも「Happy Holidays!」の方が多く使われているようです。
【イギリス】
イギリスのクリスマスは少し早く、10月の終わりごろからクリスマス関連の商品が売り出されます。クリスマス当日は、会社はもちろん、レストランやスーパー、そして公共交通機関などもすべてお休みになり、家族とゆっくり過ごすのが一般的です。
また、イギリスでは、食べる前にブランデーを注いで火をつける大人のデザート「クリスマスプディング」や、ドライフルーツやスパイスをパイ生地で包んだ「ミンスパイ」などの伝統的なお菓子を食べるのがクリスマスならではの風習だそうです。
【フランス】
フランス語ではクリスマスのことを「ノエル」といいます。「ブッシュドノエル」というケーキは日本人にも馴染みがあるかもしれませんが、正式にはフランス語で「ビッシュ・ド・ノエル」といいます。ビッシュは薪を意味しており、クリスマスの薪を表しています。
また、フランスならではの文化「レヴェイヨン・ド・ノエル」もクリスマスの特徴の1つです。レヴェイヨンとはクリスマスイブや大晦日の夜に食べる食事のことで、「目を覚ます」という意味を持つ動詞のレヴェイエに由来しています。日本の年越しそばのように、深夜にごちそうを食べるのが伝統となっています。
【ドイツ】
クリスマスの本場、ドイツといえば、なんといってもクリスマスマーケットです。マーケットは街中で開かれ、クリスマス限定のアイテムや、料理、ワインなどが販売されています。
クリスマスケーキとして「シュトレン」を食べるのもドイツならではの文化です。シュトレンは生地にナッツやドライフルーツを練りこんで焼き上げ、表面に砂糖をまぶした伝統菓子です。クリスマスまでに1切れずつスライスして食べ、当日までの期間も楽しむ風習があるようです。
【オーストラリア】
オーストラリアのクリスマスは真夏にあります。半袖半ズボンのサンタクロースが波に乗ってやってきたり、トナカイの代わりにカンガルーが登場したりと、南半球ならではのクリスマスを過ごしています。
ビーチでBBQをして楽しんだり、クリスマスツリーにも涼しげな寒色のオーナメントが用いられたりと、日本に比べるととてもユニークなクリスマスとなっています。
■クリスマスプレゼントの選び方

大切な人に贈るクリスマスプレゼント。年に一度の特別な贈り物ですから、慎重になってしまいますよね。今年は何を用意しようと迷いがちですが、相手のことを想いながらプレゼントを選ぶのも醍醐味の一つです。
選ぶ際には、相手との関係性や相手の好みに合わせて用意するのが大切です。小さい子にあげる場合には、サンタさんにお手紙を書いてもらうという方法もあります。せっかくの機会ですから事前にほしいものをリサーチして、贈る相手にぴったりな素敵なプレゼントを選びましょう。
■クリスマスプレゼントの予算

【恋人に贈る場合】
彼女や彼氏など、カップル同士でプレゼントを贈る場合の予算は、お互いの年齢や、お付き合いをはじめてからの期間により異なります。学生同士や社会人になりたてのカップルは低めの予算となり、プロポーズを計画している方や、旅行のプレゼントをする方は高めの予算になるため、その幅は大きく、5,000~30,000円となっています。
【友達に贈る場合】
友達同士でプレゼントを贈りあう場合の予算は3,000~5,000円が無難です。 恋人に贈る場合に比べると予算は下がりますが、あまり高価なものを贈ると相手が気を使ってしまうので気を付けましょう。
【子どもに贈る場合】
子どもに贈るプレゼントの場合の予算は2,000~15,000円です。年齢が上がるとともに、欲しいものが明確になり、予算も変化します。毎年贈る場合には次年度も同じ予算をとれるのかといったことなども考慮しながらプレゼントを選ぶ必要がありそうです。
■クリスマスにおすすめの商品
ホシファーム フリルブーケ ルージュ 40本
ドトールコーヒー インスタントスティックセット15本
シーキューブ ベリーウィッチ 5個入
メサージュ・ド・ローズ TOKYOコーン・フルーリ 10個
ア・ラ・カンパーニュ イチゴのパウンドケーキ(ケークフレーズ)
ホシフルーツ 果実とショコラ 14個
■メッセージカード
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